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=========================================================================== 【ソ フ ト名】 NCVC - NC(Gcode) Viewer and Converter Ver4.15 【登 録 名】 ncvc415.zip 【著作権 者】 眞柄 賢一 【対応 OS】 Windows 7 以降(全VerOSで動作確認したわけではありません) 【掲 載 日】 2024/10/17 【ソフト種別】 フリーソフト 【転載 条件】 事後でも連絡 =========================================================================== 【ソフト紹介】 一言で言うとフリー(無料)のCAMソフトです。主な機能は以下の通り。 ・2次元汎用CADで製図した図形情報(DXF)から、NCコードを生成。 CADはDXF出力可能、かつ、レイヤ名が出力できるものであれば、 普段使い慣れたソフトでOK! ・NCコードの切削シミュレーション。 ・NCコードから各平面(XY,XZ,YZ)単位の2次元DXFデータ(R12形式)も出力可能。 ・アドインI/Fによりユーザサイドの拡張。 JW_CADデータ(JWW/JWC)が直接読み込めます。 一応基本的な機能は備えたつもりですが、まだまだ発展途上です。 いずれ「フリーでここまでできるのか!」というくらいまでは...(^o^)v 【ファイルリスト】 ncvc415.zipには、次のファイルがあります。 NCVC.exe : 本体 Init.mnc : 機械情報のサンプル Lathe.mnc : 機械情報のサンプル(旋盤) Wire.mnc : 機械情報のサンプル(ワイヤ) Init.nci : 切削条件ファイルのサンプル Init.ncj : 旋盤データ生成用の切削条件ファイルサンプル Init.ncw : ワイヤ放電加工機生成用の切削条件ファイルサンプル Laser.nci : レーザ加工機用の切削条件ファイルサンプル Deep.nci : 切削条件ファイルのサンプル2(深彫パラメータ) Header.txt : NC生成のカスタムヘッダーファイル Footer.txt : NC生成のカスタムフッダーファイル HeaderLathe.txt : 旋盤用のカスタムヘッダーファイル FooterLathe.txt : 旋盤用のカスタムフッダーファイル HeaderWire.txt : ワイヤ放電用のカスタムヘッダーファイル FooterWire.txt : ワイヤ放電用のカスタムフッダーファイル HeaderLaser.txt : レーザ加工機用のカスタムヘッダーファイル NCVCcolor.ini : お薦めカラーテーブル --------------------------------------------------------------------- Gcode.txt : NCVC対応Gコード一覧表 GcodeLathe.txt : 〃 (旋盤モード差分) GcodeWire.txt : 〃 (ワイヤ加工機モード差分) Readme.txt : 本ファイル sample\sample1.jww : サンプルのJW_CADファイル sample\sample1.ncd : サンプルのNCコード sample\deep.ncd : Deep.nciで処理したNCコード sample\sample2.jww : 2.5D切削のサンプルJW_CADファイル sample\sample2.ncl : sample2.jww用2.5D加工条件データ sample\sample2.ncd : 2.5D切削のNCコード sample\sample3.jww : 形状加工のサンプルJW_CADファイル sample\sample3.cam : 形状加工のサンプルCAMファイル sample\sample3.ncd : 形状加工のNCコード sample\maizuru.jww : 文字サンプルのJW_CADデータ sample\maizuru.ncd : 文字サンプルのNCコード sample\lathe.jww : 旋盤モードのサンプルCADデータ sample\lathe.ncd : 旋盤モードのサンプルNCコード sample\wire_fig*.jww : ワイヤ放電モードのサンプルCADデータ sample\wire_fig*.cam : ワイヤ放電モードのサンプルCAMファイル sample\wire_fig*.ncd : ワイヤ放電モードのサンプルNCコード sample\NurbsDemo.igs : NURBS曲面切削デモファイル (※) Ver0.14.00以降、アドインの同梱は廃止しました。最新のアドイン取得には NCVCのホームページから必要な分をダウンロードしてください。 ## インストーラバージョンはフルパッケージからインストールの選択が可能 【インストール】 適当なディレクトリに解凍してください。 アドイン類はEXE本体と同じディレクトリに格納してください。 すでにインストールされている方は、 切削条件ファイルやカスタムヘッダーファイル等を上書きしない方がいいでしょう。 (使えるキーワードが増えている場合があるので、都度ご確認ください) ## インストーラバージョンは上書きインストールも可能 ## 既に古いバージョンをインストール済みでも ## 「アプリケーションのインストールと削除」に複数掲載されることはありません。 【使用方法】 NCコードの切削シミュレーションは、NCデータ(*.ncd)を開けば その切削イメージが表示されます。表示色はカスタマイズ可能。 NCデータ生成手順は以下の通り。 (1)CADでの製図で、 ・切削したい線や円(弧)の軌跡、穴加工(実点or円)データを切削レイヤに ・工作機械の原点を示す円(中心が工作機械の原点を表す)を原点レイヤに ・上記2点は必須。必要に応じて加工開始時の移動パスを表す線or円は 加工開始指示レイヤに、切削途中の強制移動指示は移動レイヤに を作図。それぞれのレイヤに名前を設定してください。 以下はNCVCが読み込むデフォルトレイヤ名です。 切削レイヤ:CAM 原点レイヤ:ORIGIN 加工開始指示レイヤ :デフォルトなし 強制移動指示レイヤ :デフォルトなし コメント用文字レイヤ:デフォルトなし (2)DXF形式で保存。DXFではそれぞれのCAD特有の情報が消える可能性が あるので、念のためご使用のCAD独自の形式でも保存(JWW/DWG etc.)。 (3)NCVCでDXFを開きます。正しく読むことが出来ればメニューから 「NC変換」が選択できます。とりあえずそのままOK (4)生成されたNCデータがシミュレーションされます。 (3)にてデフォルトの切削条件(init.nci)を指定しましたが、もちろんそれぞれの加工 条件に合わせて設定してあげてください。切削条件ファイルはテキストファイルで保存 されますので、それぞれの加工条件にあった複数の条件ファイルを作っておくと効果的 です。 その他注意点として、 ・現在のNCVCは軌跡切削なので使用する工具径を考慮しながら製図する必要がありま す。つまり輪郭加工やポケット加工を行う場合は、製図段階で複線による工具分の オフセット、または、ポケット加工を行うような軌跡を製図する必要があります。 (*1) ・加工開始位置指示と強制移動指示のデータは必須ではありません。 機械原点からの最短移動では工具が干渉してしまう、加工効率を上げるため早送り ポイントを指示したいなど、必要に応じて指定してください ・現在のNCコード生成エンジンは、基本的に2次元DXFデータを切削条件ファイル に従って3次元加工するだけのことですので、(まだ)Z軸の動的な切削コントロール はできません(*2)。したがってネームプレート的な加工やワイヤー加工機などの2D 切削に最適でしょう ・NCデータ生成の探索ルールは、「一筆書き(オイラーグラフ)」を採用しています。 出来るだけ同一Z軸で一筆書き切削できるようなパスを生成(*3)しますが、まだそれ ほど賢くありません。あたたかく見守って下さい(^^;) (*1)Ver1.00以降の形状認識処理を使えば、オフセット演算が可能になりました。 (*2)拡張NC生成機能(複数レイヤによる一括生成)を使えば、疑似2.5D切削 (等高線切削)も可能です。 (*3)端点での一筆書きのみ。交点での線分割は行いません 一度実行されると、ncd や cam の拡張子に関連づけされます。 関連づけされた後は、エクスプローラから それぞれの拡張子をダブルクリックするだけで起動できます。 (エクスプローラからのD&Dも可能) 【制限事項】 ・対応するGコードは Gcode.txt を参照してください。 【アンインストールについて】 プログラム情報をレジストリに記録しています。 \HKEY_CURRENT_USER\Software\MNCT-S\NCVC を消去してください。 あと、.ncd と .cam 拡張子に関連づけされますので、それらも削除してください。 (レジストリエディタの検索で探せばでてきます) ## インストーラバージョンでインストールされた環境では、 ## 「アプリケーションのインストールと削除」からアンインストール可能です 【再配布・商利用】 再配布・ご利用に関して、次の条件を守ってください。 ・基本的に再配布可能ですが、 ・取得したアーカイバのまま配布 ・事後でも連絡 ・商用に関しては上記の条件に加え、 ・NCVCをメインとするような商利用は厳禁 ・NCVCをバンドルする場合でも、その商品のパッケージやマニュアル類などに 著作権表示と再配布条件を必ず明記すること ここでいう商用とは、NCVCがソフトウェアとして販売目的に用いられることを 言います。NCVCの機能を用いて制作・加工した製品はこの限りではありません。 【著作権・知的所有権に関して】 NCVC本体、および、それにまつわる各種成果物は 舞鶴工業高等専門学校教育研究支援センターの眞柄賢一が著作権を保有します。 アドインやスクリプトは各作者の著作物です。 著作権等を侵害するような行為は堅くお断りいたします。 【免責事項】 本プログラム使用による損害等は作者は一切責任を持ちません。 特に生成したNCデータは加工前に厳重なチェックをお願いします。 また仕様変更義務も持ちませんが、これについてはもちろん良心的に対処します。 どしどし希望・要望をお寄せください。 【変更履歴】 4.14c → 4.15 への変更は ・NC表示 :NC旋盤モードでのUW座標指定(インクリメンタル指令)をサポート(Issue #28) 4.14b → 4.14c への変更は ・バグレポート :径補正D番号のモーダルが効いていなかったバグを修正(Issue #26) :同一ブロック内で複数のオブジェクトを生成するとき,G91モードで座標値が重複して加算されるバグを修正(Issue #27) 4.14a → 4.14b への変更は ・バグレポート :G02/G03で真円を切削するとき,シミュレーション描画が始点0°終点360°に固定されていたバグを修正(Issue #24) →平面での見た目は変わりませんが,ヘリカル座標を加えるとよくわかります. 4.14 → 4.14a への変更は ・バグレポート :M98P_D_ などと書くと,サブプロ先でD_が無視されていたバグを修正(Issue #21) :O_ブロックで番号のうしろにスペースなどの数字以外(コメントを除く)があるとM98で探せなかったバグを修正(Issue #22) :G54~G59ワーク座標系とG92座標系を併用すると,座標系の加算が反映されなかったバグを修正(Issue #23) →旧:(G54~G59|G92)+G52 新:(G54~G59)+G92+G52 :G02/G03で真円を切削するとき,現在位置への座標指示があると真円をシミュレートしなかったバグを修正(Issue #24) 4.13a → 4.14 への変更は ・NC表示 :[トータル加工時間]を[トータル加工予想時間]とし,秒単位表記とした(Issue #19) 過去の変更履歴および詳細は、 https://k-magara.github.io/ から更新履歴のリンクを参照してください。 【バグレポート】 バグレポート及び要望・サポートなどは、『NCVCサポート掲示板』をご利用願います。 NCVCサポート掲示板 https://k-magara.github.io/ から「サポート掲示板」リンクをクリック ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ヘルプが不備のため、後発の方への情報源として、できるだけ掲示板をご利用くだ さい。既に質問内容とその解決策が掲示されているかもしれません。 念のため作者メールアドレスも記載していますが、メールでのお問い合わせには答 えられない場合もあります。 E-mail:magara[at]maizuru-ct.ac.jp 舞鶴工業高等専門学校 教育研究支援センター 眞柄 賢一 宛まで。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 【謝辞】 本プログラム作成にあたり、 ・影ながら応援していただいている、 またCADサンプル配布を快諾していただいた、 (有)古谷工機 古谷 義博様 ・スプラッシュウィンドウご提供の 金田 誠輝様 ・「円データによる穴加工」のアイデアを頂いた 福岡 正幸様 ・ワイヤー加工機での切削テストご協力の CBR1100XX 様 ・NCVCcolor.ini 雛形ご提供の wistra 様 ・さまざまな方面からの支援・援助いただいている 本校教育研究支援センター技術職員 石井 貴弘様、能勢 嘉朗様 京都大学工学研究科精密工学 佐藤 祐司様 京都府立工業高等学校機械プランニング科 桂 延裕様 ・NCVCテスターを始め、バリバリ使い込んでいる皆様(^^;) 各位には、この場を借りて感謝の意を表します。 なお、本プログラムの研究開発の一部は、 ・平成12年度舞鶴工業高等専門学校重点研究費 ・平成13年度日本学術振興会科学研究費補助金(奨励研究(B)No.13919089) ・平成21年度日本学術振興会科学研究費補助金(奨励研究No.21919030) ・平成25年度日本学術振興会科学研究費補助金(奨励研究No.25917025) により遂行されたことを付記します。 【開発環境】 CPU :Core i7-10700K メモリ :16GB ビデオ :GeForce RTX 2070 OS :Windows 11 Enterprise(64bit) 開発環境 :Visual Studio Professional/Community 2022 ライブラリ :MFC, boost-1.86.0, GLEW-2.10, Kodatuno-R3.4改 Kodatunoは、金沢大学マンマシン研究室で開発されている オープンソースCAMカーネルです