Arduinoを用いた電子機器の画面の見過ぎを警告するシステム
・対象ユーザー：リモートワーク(オンライン授業)で電子機器を見る事が増えた人、スマホ(パソコン)依存症の人
・使用部品： 赤外線距離センサ―、LED(基板上)、ブザー、Wi-Fiモジュール、レベル変換、モジュール、スイッチ(1)、3端子レギュレータ、ブレッドボード(2)、Arduino Mega
・システム説明：電子機器の画面に赤外距離センサ―をつけ、一定距離を計測している状態を「画面を見ている」と定義する。その距離を計測している時間を計測し、一定時間以上になった時、警告としてLED点灯とブザーが鳴り、画面の見過ぎをメールで知らせる。また電子機器の種類をブラウザ上で選択することで、それぞれの機器に対応した判定を行える。また計測時間をスマホからも見れるようにする。
・具体的なシステム：
1.赤外線距離センサーを電子機器に装着し、スイッチを押して計測開始。(今回はセンサーを機器に装着することは出来ないので、あくまで付けていると想定して行う) スイッチを押した際の処理に変数stateを使用する。Stateが0の時はシステムの停止状態を示し、1の時起動へ移行、2の時に起動状態、3の時に停止状態へ移行する。
2.Webサイト上で「スマホ」「パソコン」「タブレット」の3項目から1つ選択し、選択された項目が「スマホ」の場合0、「パソコン」の場合１，「タブレット」の場合２をサーバーに送信する。(初期状態は「スマホ」を選択しておく。また受信した値を変数devに入れる)また、Webサイトの受信ボタンを押すことで現在の計測時間を見ることができる。
3.Webサイト上で「スマホ」「パソコン」「タブレット」の3項目から1つ選択し、選択された項目が「スマホ」の場合0、「パソコン」の場合１，「タブレット」の場合２をサーバーに送信する。(初期状態は「スマホ」を選択しておく。また受信した値を変数devに入れる)また、Webサイトの受信ボタンを押すことで現在の計測時間を見ることができる。
4.Webサイト上で「スマホ」「パソコン」「タブレット」の3項目から1つ選択し、選択された項目が「スマホ」の場合0、「パソコン」の場合１，「タブレット」の場合２をサーバーに送信する。(初期状態は「スマホ」を選択しておく。また受信した値を変数devに入れる)また、Webサイトの受信ボタンを押すことで現在の計測時間を見ることができる。
5.スマホの場合は30cm以下、パソコンは80cm以下、タブレットは50cm以下を60分以上計測した時、LEDを点灯しブザーを鳴らす。またメールで画面の見過ぎを知らせる。
6.(1)計測時間が60分以上になった時と(2)計測計測時間が0~59分の間に取得距離が定義した長さより大きくなった時は休憩時間を計測する。この時間10分以上計測した時、使用時間と休憩時間を0にする。もし10分計測する前に取得距離が定義した長さ以下になった場合は使用時間の計測を再開する。また10分計測する前に取得距離が短くなったあと、変数safeで時間を計測し始め、safeが5分を計測する前に再び取得距離が長くなれば、休憩時間の計測を再開する。
7.再びスイッチを押すことで、システムを終了させることができる。もしブザーやLEDがオンになっていても、強制的にオフにさせることもできる。
・課題イメージ： 現在基本的にはスマホはスマホのみ、パソコンはパソコンのみと、1つのアプリケーションでは1つの端末の管理しかできなかった。これを1つのアプリケーションで複数の電子機器の使用時間を把握できるようにすることで、複数のアプリケーションを使用する手間がなくなると考えた。 また、メールを使って画面の見過ぎを警告する事で、自分以外の他人(家族など)に監視してもらえるようになり、自分では画面の見過ぎを止めることができなかった人にも効果が出ると考えた。
・ユニークさ・新規性 1つのセンサとWebアプリケーションで、複数のデバイスの使用時間を計測し警告できる。また、画面の見過ぎをメールで知らせることで、他の人にも状況を伝えることができるようになる。
・システムのイメージ図
